日東電工株式会社のグループ企業である株式会社ニトムズは、直営店「日東堂」(京都・八坂)にて、切り絵画家「久保修(くぼしゅう)」の作品展「久保修 切り絵で巡る ―京都散策―」を、2019年10月1日(火)から11月28日(木)まで開催しています。

 久保氏は、現代美術の最前線で活躍し、国内外で高い評価を得ている切り絵画家です。日本の心が息づく「和紙」にこだわり、1枚の和紙をナイフで繊細に切り抜いて絵に仕上げています。作品の題材に応じて薄い和紙を幾重にも重ねて奥行きや立体感を出し、独自の鮮やかな色彩で対象物の質感をも表現する独自の作風が特長です。本展では、「切り絵で巡る ―京都散策―」をテーマに、季節を感じる京都の街並みを描いた絵画作品7点、ステンレス板をレーザーカットして作られたアートランプ6点を展示します。また、期間中はジクレー版画、書籍、ポストカード、A4ファイル、マグネットなどの関連グッズも販売します。

◎展示開催の背景
 日東堂を運営するニトムズは、これまでの文化・習慣にとらわれない発想で新たな価値を提供してきた開発姿勢と、作品制作における久保氏の「古くからの切り絵技法にプラスして、様々な手法を取り入れる柔軟な姿勢」に共通点を見出し、本展の開催に至りました。

 日東堂は、日本独自の細やかな技術にフォーカスした、日常を丁寧に支える道具とともに、後世に繋げたい文化や工芸も紹介していきます。

◎展示概要
名称:久保修 切り絵で巡る ―京都散策―
会期:2019年10月1日(火)~11月28日(木) ※10月31日(木)は休店日
会場:日東堂(京都府京都市東山区八坂上町 385-4)
内容:切り絵作品・アートランプの展示、グッズ販売

久保修(くぼしゅう)
切り絵画家。1951年、山口県美祢市に生まれ、大学で建築家在学中に切り絵に出会う。

2009年、文化省 文化交流使に指名されニューヨークを拠点にアメリカ各地において文化交流活動を行い、それ以降海外へ活動の場を広げている。代表的な活動として、日米桜寄贈100周年記念事業のエンパイア・ステート・ビルディングにおける展覧会(2012年)、ロシア・モスクワ国立東洋美術館における展覧会(2014年)などがある。2016年には、フィラデルフィア日米協会より、国外では初の「最高芸術賞」を授与される。

国内においては、各地の美術館等で展覧会を開催するほか、商品パッケージデザインなど、多方面で活躍している。
URL:http://www.shu-kubo.com/

日東堂(にっとうどう)
 「ジャパンテクノロジー」「日本の藝と道具」をコンセプトに、日本の技術力にフォーカスした、日常を丁寧に支える道具の店です。「コロコロ」をはじめとするニトムズの代表4ブランドの製品をはじめ、日本独自の細やかな技術にフォーカスした日用品や生活道具を取り扱っています。

 2階建ての町屋風の建築物の店内には、オリジナルブレンドのコーヒーを販売するコーヒースタンド「KYOTO COFFEE」を併設し、2階には、京都の観光名所の一つ八坂の塔(法観寺)を眺めながらゆったりとした時間を過ごしていだく空間をご用意しています。

店舗名      日東堂
住所         京都府京都市東山区八坂上町385-4
営業時間   10時~18時
電話         075-525-8115
定休日      不定休
運営         株式会社ニトムズ
URL         https://nittodo.jp/