「京の温所」公式サイト2019年10月1日(火)より
予約受付開始

 株式会社ワコールは、2019年11月1日(金)に京町家をリノベーションした宿泊施設『京の温所 御所西(ごしょにし)』を京都・御所西エリアにオープンします。

 京の温所(おんどころ) 御所西ワコールが展開する宿泊施設「京の温所」の6軒目となる『京の温所 御所西』は、暮らしにまつわる様々な要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニット「graf(グラフ)」がディレクションを手掛けました。

 市内観光にも便利で、伝統的な景観が色濃く残っている御所西エリアにある築100年以上の京町家は、長年空き家となっていました。坪庭から入る静かな光が印象的なこの京町家を、伝統工法で組まれた梁や柱を活かしながら、光と影、季節を豊かに感じる現代生活に寄り添った“住まい”へとリノベーション。

京の温所(おんどころ) 御所西 木漏れ日が静かに変化していく庭とつながったリビングは“木のトンネル”をイメージし、床、壁、天井をすべてブラックチェリーの木材でぐるりと囲み、季節や時間の移ろいを感じられる空間となっています。また、食卓を囲むダイニングは、テーブルの上は開放的な吹き抜けで、天窓から降り注ぐ光が豊かに感じられます。

京の温所(おんどころ) 御所西 ソファやテーブルの家具はもちろん、ベッドルームや和室の照明に至るまで、多くのアイテムは「graf」が『京の温所 御所西』のためにオリジナルでデザイン。『京の温所 御所西』のためにセレクトしたアートピースも彩りを添えています。

■設計者からのコメント
千葉 禎氏(「graf」設計部)
 1年前の7月に現地調査で建物の中に入った時、中庭の方から真夏の光がうっそうとした緑に反射されて、室内にのびてくるのをとても美しく感じ、設計にあたっては中庭と室内が一体となった、光や季節感を豊かに感じられる空間を作ろうと、まず第一に考えました。

 建物の軸組のみを残した解体後のレイアウトプランは、真ん中の吹き抜けを中心として、さまざまな種類の居場所を点在させているので、みんなでワイワイと楽しんだり、一人で静かにくつろだりと、コンパクトですが多様な過ごし方ができる宿になったと思っています。

 家具や把手などは、周囲と溶け込みながら美しく経年変化を重ねるデザインをこころがけて、信頼できる作り手と共に作り込みました。また、空間内に設置するアートワークは全国各地のアーティストを実際に訪ねて集めたりと、細部までこだわりました。

 「京の温所 御所西」で、たくさんの方がさまざまな過ごし方をして、旅を楽しんでもらえたら、と思っています。

京の温所(おんどころ) 御所西■施設概要
<所在地>京都府京都市上京区衣棚通椹木町上る門跡町291
<アクセス>京都市営地下鉄 丸太町駅 徒歩7分、京都市バス停 烏丸丸太町 徒歩5分
<開業日>2019年11月1日(金)
<延床面積>83平米
<間取り>
1階 キッチン&ダイニング、リビング、お風呂、洗面、トイレ、庭
2階 ベッドルーム、和室、ライブラリー
<料金>一泊67,000円~(税込、人数と時期により変動)
<定員>最大4名
<予約開始日>10月1日(火)
<チェックイン>16時から(ワコール新京都ビルでのフロント受付は10:00~17:00)
<チェックアウト>11時まで
<お問合せ先>メールアドレス:kyo-ondokoro@wacoal.co.jp
フリーダイヤル:0120-307-056(ワコールお客様センター  平日:9:30~17:00) 

京の温所(おんどころ) 御所西■主な特長
 築100年以上の二階建ての京町家を現代生活に寄り添った住空間としてリノベーション
・訪れた土地の食材を旅先で調理して楽しむことができるキッチン
・料理や食事が楽しくなる「graf」がデザインしたオリジナル「めし椀」や「三角箸」、オリジナルカトラリー「SUNAO」
・ブラックチェリー素材で床、壁、天井をぐるりと囲んだリビングルーム
・「graf」デザインのオリジナル家具(ソファ、ダイニングセット、サイドボード)や照明
・暮らしを豊かに彩るアートピース 

■主な付帯サービス
・スーツケースなどの荷物のお預かり、運搬サービス
・予約時に、季節ごとの京都での過ごし方を提案する「暮らしの提案帖」のご提供
・宿泊客のご要望に応じて、周辺のお店情報などのご提供
・京都の味をお楽しみいただける調味料セット付プランや、歳時記に応じたプランのご提供