京都の世界遺産 下鴨神社にて今年もアート展。
規模を拡大した「下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ」令和元年8月17日から9月2日まで

下鴨神社 糺の森の光の祭 チームラボは、世界遺産(ユネスコ世界文化遺産)古都京都の文化財「下鴨神社(賀茂御祖神社)」にて「下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ」を、今年も開催します。本展は、アート集団チームラボが取り組んでいる「Digitized Nature」(自然が自然のままアートになる)をコンセプトにしており、今回で3回目の実施になります。今年は昨年よりも規模を拡大して、糺の森と下鴨神社の楼門内が、人々の存在によって変化する光のアート空間に変わります。会期は、令和元年8月17日(土)から9月2日(月)まで。

 昨年同様、糺の森の参道および下鴨神社の楼門内に加え、今年は、糺の森の中を流れる長い泉川沿いに、匿名で多様な肖像群が歩き続ける《Walk, Walk, Walk – 下鴨神社 糺の森》を展示するなど、糺の森と下鴨神社が、永遠に変化し続ける光のアート空間になります。

下鴨神社 糺の森の光の祭作品【展示作品】Walk, Walk, Walk – 下鴨神社 糺の森
 糺の森の中を流れる泉川沿いを、匿名で多様な肖像群が歩き続ける。
人々は、何かを選び、そして何かを捨て、彼らを追いかけていきながら鑑賞する。

 禅の言葉に「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉がある。作品の登場人物は、いろいろな出来事に対峙しながら、終わりなく歩き続ける。人々もまた、作品世界の登場人物たちを追いかけ歩くことによって共に対峙していくだろう。もしくは、次々に歩いて来る各々の登場人物と対峙していくことになるだろう。

 作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、永遠に変化し続ける。今この瞬間は2度と見ることができない。

下鴨神社 糺の森の光の祭作品【展示作品】浮遊する、呼応する球体 – 下鴨神社
 下鴨神社の楼門の中の空間にただよう光の球体は、自律し、強く輝いたり消えたりし、まるでゆっくりと呼吸しているかのようにふるまう。
光の球体は、人が叩いたり何かにぶつかったりして衝撃を受けると、光の色を変化させ、色特有の音色を響かせる。そして、そのまわりの球体も呼応し、同じ光の色に変化し音色を響かせていく。そして次々にまわりの球体も連続的に呼応していく。

 球体の近くの木の光も、同じように呼応する。木の光は、楼門を超え、参道の木々の光も呼応し、光の色を変え、音色を響かせる。また、参道の木々の光も、楼門を超え、楼門の中の木の光に伝播し、同じように、近くの球体は呼応する。
球体の光も、参道の木々の光も、楼門を超えて、互いに呼応し連続する。

 人々は、楼門を超えて、同じ空間にいる他の人々や動物達の存在を普段より意識するだろう。

下鴨神社 糺の森の光の祭作品【展示作品】呼応する森と自立しつつも呼応する生命 – 下鴨神社 糺の森
 世界遺産である下鴨神社の糺の森の中の参道沿いに置かれた光のovoid(卵形体)と、参道の木々が光り輝く。
光のovoidと木々の光は、それぞれ自立しており、ゆっくりと呼吸しているかのように明滅している。

 光のovoidは人に押され倒れかけると、光の色を変化させ、色特有の音色を響かせる。そして、その光は、放射状に近隣のovoidと木々に伝播していく。伝播した光は、同じように音色を響かせながら、ovoidと木々に連続して広がっていく。そしてその先にある下鴨神社の楼門の中の空間にただよう光の球体にも呼応していく。球体の光も、楼門を超えて、ovoidと木々に伝播し、連続する。

 長い参道の向こうの方から光が押し寄せてくれば、向こうに、人や森に住む動物がいることを意味する。人々は同じ空間にいる他の者の存在を普段より意識するだろう。

下鴨神社 糺の森の光の祭作品【展示作品】水面にたちつづける呼応する生命 – 下鴨神社 御手洗池
 御手洗池の水面に立つ、光の物体は、それぞれ自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように明滅している。

 立ち続ける物体は人に押され倒れかけたり、風に吹かれて倒れかけると、光の色を変化させ、色特有の音色を響かせる。そして、その光は、放射状に近隣の光の物体に伝播していく。伝播した光は、同じように音色を響かせながら、光の物体に連続して広がっていく。

下鴨神社 糺の森の光の祭作品【展示作品】自立しつつも呼応する生命の森
 空間は、光のovoid(卵形体)によって埋め尽くされている。人々は光のovoidをかき分け、空間の中に入っていく。

 光のovoidは、人々がかき分けたり、叩いたりして衝撃を受けると、色を変化させ、色特有の音色を響かせる。そのまわりのovoidは、近くのovoidから連続的に呼応し、同じ色になり同じ音色を響かせていく。

 向こうの方から光が押し寄せてくれば、向こうに人がいることを意味する。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を普段より意識する。

【開催概要】
下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ
会期: 令和元年8月17日(土)〜9月2日(月)
会場: 下鴨神社(賀茂御祖神社)京都府京都市 左京区下鴨泉川町59
※糺の森、南側、河合神社からご入場ください。
時間: 18:30〜22:00(最終入場21:30)
※会場の混雑状況により変更することがあります。
入場料: 平日1,300円 土日1,500円
※小学生以下無料、20歳以上の保護者同伴が必要。
※販売場所: ローソン・ミニストップ各店舗、6月29日10:00からチケット販売開始。
※Loppi【コード: 56835】
※開催中は、会場でもチケット販売いたします。