上賀茂神社 奉納演奏『音の逢ふひ ーAOIー』
閉門後のたそがれ時から、ならの小川をまたぐ重要文化財「橋殿」を舞台に、川のせせらぎと雅楽・地歌・現代の音が交わる幽玄な一夜
〜グラミー賞などにノミネートされた『SHOGUN』音楽の総合アレンジャーとして知られる雅楽作曲家・石田多朗が音楽構成・出演。
京都・上賀茂神社(賀茂別雷神社)にて執り行う奉納演奏会『音の逢ふひ ーAOIー』の開催を発表いたします。
開催日時は2026年9月22日(火・休)17:00〜20:00(開演18:30)で、入場はチケット制です。舞台は、ならの小川をまたいで建つ重要文化財「橋殿(はしどの)」。
二の鳥居閉門後、通常は参拝することのできない夕暮れ〜夜の境内で、川の両岸に設けた客席が一夜かぎりの奉納演奏を囲みます。
出演は、雅楽作曲家・石田多朗(キーボード・Voice)、第67代斎王代を務めた山内彩(箏・三絃)、「邦楽二.〇」主宰の渥美幸裕(ギター)、ほか。雅楽・地歌・現代の音が、悠久の時を経て、ならの小川の上で合流します。
◇ 京都・上賀茂神社/橋殿について ◇

上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は、正式名称を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といい、京都最古の社のひとつに数えられます。御鎮座は伝承では2600年余り前に遡るとされ、境内はユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録。五月には京都三大祭のひとつ「葵祭」が斎行されることでも知られます。

左「御手洗川(みたらしがわ)」と右「御物忌川(おものいがわ)」が合流して「ならの小川」へ

境内を流れる「ならの小川」は、百人一首にも詠まれた清流です

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
みそぎぞ夏の しるしなりける
(藤原家隆・1229年)
その流れをまたいで建つのが、国の重要文化財でもある「橋殿」。
通常は神事でしか使われないこの殿舎を舞台に、本公演は執り行われます。


◇『音の逢ふひ ーAOIー』について ◇

「あふひ」は、葵の古語。
上賀茂神社の御神紋・二葉葵(ふたばあおい)は、一つの茎から二枚の葉が向かい合う——それ自体が「逢う」かたちをした植物です。そして古来、「あふひ」には「逢ふ日」が重ねられてきました。

神と人が逢う日。音と音が逢う日。
上賀茂神社の御鎮座は、伝承では「2600年」余り前。そして、雅楽がこの国に根を下ろしておよそ「1300年」。偶然にも、神社の歩みのちょうど折り返しの点で、雅楽は生まれています。
2600年前と、1300年前と、現在。
三つの時空が、ならの小川の上で逢う日——それがこの演奏会『音の逢ふひ ーAOIー』です。
たそがれ時から、夜へ。
舞台は、川の上。
川のせせらぎ、風のそよぐ音、秋虫の啼き声——自然はいつも全開です。そのなかに、人の音が重なる。我々人類は、自然界がもつ壮大な波と溶けあうのか、反するのか、ともに揺れるのか。
これは自然と人の関係性を「音」という角度から確かめ直す、ひとつの実験でもあります。

◇ アーティスト紹介 ◇
石田 多朗|Ishida Taro
東京藝術大学大学院修了。2014年より雅楽を用いた作品制作を開始し、10年以上にわたり、日本を代表する雅楽奏者と継続的に創作活動を行う。FX / Disney+ドラマ『SHOGUN』では総合アレンジャーを担当し、日本の伝統音楽を世界最高峰の映像作品へ接続する役割を担う。同作品の音楽はエミー賞、グラミー賞などにノミネート。2026年にはドイツ・フランスでヨーロッパツアーを行い、海外でも活動の場を広げている。


山内 彩|Yamauchi Aya
1999年京都市生まれ。9歳より箏、14歳より三絃を始める。東京藝術大学音楽学部邦楽科箏曲生田流専攻卒業。現在、同大学院音楽研究科修士課程に在学中。地歌箏曲を中心に古典作品の演奏活動を行う。日本の伝統音楽を現代にアップデートするプロジェクト「邦楽二.〇」に参加し、古典を基盤に、新たな日本の音楽表現に取り組んでいる。2024年、藤間勘十郎文芸シリーズ大阪・東京公演に出演。2025年、市川團十郎新作歌舞伎、令和7年度「都をどり」影弾きに出演。同年、葵祭の第67代斎王代に選ばれる。2026年、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」にて坂東玉三郎の地方を務める。
渥美 幸裕|Atsumi Yukihiro
ギタリスト・作曲家。京都を拠点に、日本の伝統音楽を現代の感性で更新し、世界と次世代へ繋ぐプロジェクト「邦楽二.〇」を主宰。雅楽・地歌箏曲・民謡などに内在する「呼吸の間合い」を探究し、独自の演奏スタイル「Japanese Guitar」を開発。祇園宮川町の芸妓、文楽座、天台声明をはじめ、様々な伝統芸能の演奏家との共演・創作を重ね、寺社や自然と響き合う新たな日本音楽を追求している。楽曲提供、CD、音楽イベントのプロデュース多数。


井原 季子|Ihara Tokiko
鳳笙奏者。高野山の守護 丹生都比売神社にて巫女舞の修練中“笙”と出会う。元宮内庁式部職楽部首席楽長 東儀俊春師・豊英秋師に師事。古より紡がれる日本の精神性と世界に普く響きをたずね、自然と祈りと音のはざまを歩み続ける。全国の社寺にて奉納演奏を重ねるほか、Björkのアートワークを手掛けるJesse Kandaとの共演、麿赤児×フランソワ・シェニョー舞台”秘儀-GOLD SHOWER”や高音質音楽生配信プログラムODA(N.Y.)出演、原摩利彦音楽監督 映画”流浪の月”音楽参加など、国内外において幅広い創作活動を行う。
髙木 了慧|Takagi Ryoue
作曲家・篳篥奏者。映画、TV、ゲーム、宗教音楽等、数多くの作曲を手がける。主な作品は『ファイナルファンタジー 各シリーズ』『バイオハザード ゼロ』『モンスターハンター 海外版』『NHK時代劇 鞍馬天狗』など。CD・DVDリリースも多数。また雅楽演奏家としてヨーロッパ各国、中国、北米等、世界各地の音楽フェスティバルや演奏会、TV、ラジオ等に出演。世界各国のオーケストラとの共演やフライブルク音楽大学での指導など、国内外で幅広く演奏活動を行う。相愛大学 特命教授。天王寺楽所雅亮会 参事および講師。


出口 煌玲|Deguchi Khorey
横笛演奏家(龍笛・篠笛・狛笛・神楽笛)・作曲家。幼少より奈良春日・南都楽所にて雅楽を学び、その一員として各地で演奏。独立後は数種の和笛を用い、伝統曲から即興演奏までジャンルを超えて活動する。演奏家・作曲家・音楽監督として、ヨーロッパやアジア各国で世界の伝統音楽・現代音楽・演劇・舞踏との国境を超えたコラボレーションを重ねる。雅楽コラボユニット『音楽舎まほら』ほかを主宰。自然環境音のなかでの即興独奏アルバム『森霊』ほか、リリース多数。
KND
京都在住の電子音楽家/プロデューサー。京都アンダーグラウンドシーンを代表するバンドSOFTをはじめ、UCND、Kobeta Piano、Kokenshow、Final Drop など数多くのプロジェクトにキーマンとして参加。サウンドエンジニアとしても多くの名盤・イベントに携わり、映像作品やライブドローイングなど他ジャンルとの共作・共演も重ねる。TIME & SPACE™ ではこれまでの全公演でPA・録音を担い、時にDUBとして演奏にも加わっている。

◇ 特別参拝について ◇

開演に先立ち、上賀茂神社のご厚意により、ご希望の方を対象とした特別参拝の時間が設けられます。二の鳥居が閉じられたあとの、参拝者のいない静かな境内。普段は体験することのできない時間です。
- 対象:チケットをお持ちの方のうち、ご希望の方(先着100名)
- お申し込み:Peatixにて、チケット選択時に「特別参拝 予約枠」をあわせてお選びください
- 当日の流れ:16:45に二の鳥居前へご集合いただき、神社職員のご案内のもと参拝ののち、そのまま演奏会場へお進みいただけます
- 初穂料:おひとり1,000円を、当日現金にて上賀茂神社へ直接お納めいただきます
※特別参拝はチケットの販売対象ではなく、上賀茂神社のご厚意により実施されるものです。
※特別参拝のみのお申し込みはできません。(観覧チケットとの照合を行います)
※人数の状況により、複数班に分かれてのご案内となる場合があります。
◇ イベント概要 ◇
| 公演名 | 『音の逢ふひ ーAOIー』 |
| 日時 | 2026年9月22日(火・休)開場17:00/開演18:30/終演20:00 |
| 会場 | 上賀茂神社「橋殿」(京都市北区上賀茂本山339) |
| 受付 | 上賀茂神社「二の鳥居」前 |
| 雨天時 | 会場を境内「庁屋」に変更して開催 |
| 客席 | 全席指定(ならの小川の両岸に設営)+一部立見 |
| 主催 | TIME & SPACE™(MOON LLC.) |
| 協力 | 上賀茂神社/邦楽二.〇/Drifter Inc./QUTOTEN./藝術喫茶いとゆふ |
| 後援 | 公益社団法人京都市観光協会 |
| 運営 | MOON LLC. |
| アクセス | 上賀茂神社 専用駐車場(有料・200台以上収容)をご利用いただけます。公共交通機関でのご来場も便利です。 |
| 備考 | アンコールはございません |

◇ 当日のタイムテーブル ◇
| 時刻 | 内容 |
| 16:45 | 特別参拝をご希望の方:二の鳥居前にご集合 |
| 17:00 | 開場(順次ご入場)/特別参拝(〜18:00頃) |
| 18:30 | 開会挨拶(山内彩/上賀茂神社 髙井宮司より) |
| 開会挨拶後、奉納演奏開始 | |
| 20:00 | 終演 |
◇ 雨天時のご案内 ◇
本公演は雨天決行です。
雨天の場合は、会場を境内の「庁屋(ちょうのや)」に変更して開催いたします。

- 会場変更にともない、客席の配置はチケット種別の順位を保ったまま、前列から組み替えさせていただきます
- 演出の一部が変更となる場合があります
- 開催可否・会場変更のご案内は、Peatixメッセージ・メール・公式SNS等にてお知らせします
◇ チケット購入について ◇
チケットは「Peatix」にて【8月18日(火)】より販売いたします。
券種は、指定席・立見席ふくめ 6種類 をご用意しています。
券種・価格・座席・特別参拝のお申し込み方法など、詳細は購入ページをご覧ください。
チケットをご購入いただいた方を対象に、「特別参拝 予約枠」もご選択いただけます。(先着100名)
なお、ご来場のみなさま全員に、記念品として百人一首をあしらった特製かるたをお渡しします。
【※かるた完成後、実物写真を撮影し本リリースに追加・更新予定】
Peatixにてチケットをお求めいただけます
Peatix URL:https://peatix.com/event/5138609



